中坊進二が教える京都の地理


京都の寺院に詳しい中坊進二ですが、
寺院以外にも京都について様々なことを知っています。
以前、彼に「京都の町って特徴的な形をしているけど、
何か意味があるの?」と尋ねた際、以下のようなことを教えてくれました。

中坊進二曰く、京都は京都御所を中心に以下のように区分分けされるそうです。

・洛東:左京区銀閣寺辺りから東山区まで
・洛北:北区上賀茂から北大路通辺りまで
・洛西:京区南部から西京区、乙訓辺り、嵐山など
・洛南:JR京都線・琵琶湖線(東海道線)以南の地域

京都の街と言えば、碁盤の目のように区切られていますが、
これは平安京造成時の都市計画の名残りだそうです。
しかし、この碁盤の目状の街は火事が起こると一気に燃え広がりやすい形でもあり、
度々京都の街は大きな火事(1788年の天明の大火、1864年の禁門の変等)に
見舞われたと中坊進二は教えてくれました。

また、碁盤の目状になっていることから住所の書き方も特徴的で、
南北の通りに面した場所ですと北に進んだところにある場所は「△△通○○上る」、
南に進んだところにある場所は「△△通○○下る」と書き、
東西の通りに面した場所の場合、
通から東に進んだところにある場所は「□□通××東入」、
西に進んだところにある場所は「□□通××西入」と
書くことを中坊進二は教えてくれました。

中坊進二から京都の地理について教わったことで、
寺院以外にも町の形や歴史についても興味を持つことができました。