統計学を研究する中坊進二
「インターネットを使ったことがありますか?」というのを
インターネットを使ってアンケートを取れば、
恐らく100%になると中坊進二は思っています。
もしもそれで「いいえ」と答えている方が居たら、
わざとかインターネットの概念自体理解していないのかもしれません。
このように統計の方法を間違えると、
全く意味のないデータが取れるのです。
9月5日の日中のツイッターのタイムラインを見ると、
「ケータイ没収された」と呟いている方は居ないようです。
この日は大阪で緊急避難訓練が実施され、
携帯電話がマナーモードにも関わらず、
強制的に鳴り響いてしまったようです。
携帯電話の所持が認められていない学校でしたら、
この日の釣果はかなりのものと中坊進二は考えています。
しかし、「ケータイ没収された」と呟いている方は居ませんので、
被害は0のように見えるかもしれません。
ただしよくよく考えればそうした矛盾は普通に気付きます。
携帯電話を没収されたら、ツイッターで呟く手段自体が無いのです。
このように統計学は前提となる条件もしっかりと見極めないと、
よく分からない結果になってしまうこともあるのです。
統計学はかなり難しいと中坊進二は考えています。
どの時間にどの年齢の客層が多いかが分かっても、
それを商売に活かすのはかなり難しいと中坊進二は考えます。
そもそもデータの取り方は正しいのでしょうか。
購入客と冷やかし客を明確に分けなくても大丈夫なのでしょう。
そもそも、データ自体に有意差がないことなんて日常茶飯事です。
15歳から60歳までが1人ずつ来て、18歳だけ3人来たとしても、
それをどのように商売に活かせるか中坊進二はかなり悩みます。
明日は20歳が3人来るかもしれませんよ。
データを取るなら1日だけでなく、
数年単位で取得する必要があるかもしれませんが、
周りの店舗状況は刻一刻と変化してしまいますので、
そうしたアルゴリズムも含んでしっかりと計算する必要があるのです。
正直、カオス理論に近いと中坊進二は考えています。
ビッグデータの扱いは難しいです。
制御しきれば、天気予報のような
未来予知が可能になると中坊進二は思っていますが、
その制御方法は想像すら出来ません。
それは素人が1から
コンピューターを作る工程に似ているかもしれません。
集積回路がどのようなメカニズムで動いているのか、
一般人の多くが理解していません。
もちろん中坊進二もサッパリです。
いきなり石器時代に放り込まれても、
中坊進二が出来るのは火を起こすくらいでしょう。